写真は インダイレクトボンディング の手順です。
ステップ1
3Dプリンターで作製した歯列模型上でブラケットを位置決めしてからコアを作成します。
ステップ2
コアをガイドにして歯にブラケットを専用の接着剤で貼り付けます。
ステップ3
コアのキャップを取り除きます。
ステップ4
コアのキャップを取り除きます。
(注:隣接面のレジンはこの後、除去しました。)
質の高い治療を受けたい、ていねいな説明を受けたい。でも待ち時間は短い方が良い。希望の時間に予約を取りたい。費用対効果も気になる。等々、患者さん毎で力点に違いはあるでしょうが、いろいろな願いを皆様、持たれています。
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、実はこれらの中には相矛盾する希望、両立しがたい要望が含まれています。
例えば、ていねいな説明のために1名あたり5分間の診察時間を予定よりも延長したとしましょう。10人同じように延長すると11人目の患者さんは50分間も予約時間を超過して待たされることになります。
そんなに待たせてしまったら何のための予約時間か?とお𠮟りを受けてしまいます。では最初から5分間長く1人当たりの枠を増やせば良いと思われるでしょう。その通りなのですが、今度はそのコストを回収する必要、すなわち値上げの必要が生じます。
これらの相矛盾する希望に少しでもお答えできるよう日々、工夫を重ねてきています。それらの一部を以下に紹介します。
①説明ツールの活用
待ち時間の極小化のために当院独自の『説明ツール』を作成しました。装置や治療、症状の説明をスマホでお読みいただけます。アニメーションも活用しています。
基礎的な知識を得たうえで歯科医師と個別の気になることを相談できるため、時間枠を過剰に気にせずに、実りある質疑応答が望めます。
②メール相談の活用
平日の午後6時台などは大変、人気の高い時間であるため工夫を凝らしても質疑応答に十分な時間を割けないことがあります。その際はメール相談を活用してください。比較的、空いている昼間の時間帯を活用して返答させていただきます。(メールは domonort@gmail.com まで)
③インダイレクトボンディングシステムの活用 (このページ上部の写真を参照)
マルチブラケット装置を用いた治療における非常に重要なポイントは正確な位置にブラケットを装着することです。これに異を唱える矯正歯科医はまずいないでしょう。
このブラケット装着は手間がかかるため、昔はセットの回だけは患者さんに学校や仕事を休んで来院してもらうという先生が結構、いらっしゃいました。
今はなかなか、セットのために学校を休ませるのは難しいかと思います。そこで当院では積極的にインダイレクトボンディングを採用しています。
当院には常勤1名、非常勤1名の歯科技工士が在籍しています。平日昼間の比較的、空いている時間を利用して『正確な位置にブラケットを装着するためのデバイス』を院長と歯科技工士が組んで作製しています。
インダイレクトボンディングシステム(IDB / 間接接着法)は、矯正装置であるブラケットを歯に直接ではなく、事前に模型上で正確に並べてから専用のガイドを介して装着する方法です。
主な特徴を紹介すると
高精度な位置決め:歯列模型上で、あらゆる角度から0.1ミリ単位でブラケットの位置を調整できます。
治療の効率化:設計通りの位置に正確に装置がつくため、余計な歯のズレやリカバリーの期間を減らし、治療期間の短縮につながります。
術者や体調によるばらつきの防止:経験やその日のコンディションに左右されにくく、再現性の高い装着が可能です。
上記の①~③までの手法を私(ドモン)は『分身の術』(笑)だと捉えています。これらの工夫のおかげで忙しい時間帯でも予約が取れることにつながると思います。
④シミュレーションの活用
必要に応じてシミュレーションを行い、治療後のイメージを持っていただきます。現在、一部の症例に限定しておりますが適用範囲を拡大してまいります。